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富士通がメインフレーム 撤退 [PC・IT・ネット]

富士通が2030年度(2031年3月期)末にメインフレームの製造・販売から撤退するそうだ。
国内メインフレーム市場の出荷台数ベースで首位にある老舗メーカーが、約66年にわたるメインフレーム製造の歴史に幕を閉じる。
縮む市場からの撤退を決断し、クラウドなどを駆使したサービス企業への転換するそうだ。
併せてUNIXサーバーも2029年度下期に製造・販売を終了する。

富士通のメインフレーム・コンピュータって、私が就職活動していた時期に企業訪問でよく見せられたものだ。
当時、企業訪問するとコンピュータ室を案内され、富士通の「FACOM」の自慢気に見せられた。
その頃はオンプレミスだけの時代。
自前でコンピュータを持つ(どうせリースだろうが)のがステータスだったみたいだ。

もう一つ気になったのが、UNIXサーバーも終了とのこと。
富士通のUNIX、SPARC チップのサーバーですね。OSも "Solaris" である。
一世を風靡した米国 サン・マイクロソフト社のやつですね。
その後、Javaが欲しくてたまらなかった米国Oracle社にブン捕らて、鳴かず飛ばず状態。
SPARC チップはともかく、OSの "Solaris" はとても優秀だったのに。
OS "Solaris" の衰退は全てOracleの所為である。

これで国産メインフレームメーカーは日立製作所と日本電機ぐらいか。
富士通のメインフレームの保守は2035年に終了する予定。
となると、2020年代後半はメインフレームの入れ替え祭りか。オンプレで頑張る処も一定数はいるだろうし。
大半をIBMが攫っていったりして…

でもやっぱり、国産自前は残した方がいいかもね。
コロナ禍でマスク不足、半導体不足を十分に経験したのに。
もし開発や生産を再開するにしても、技術者がいなくなっているだろうしね。
富士通の将来、大丈夫かね?

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